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外資系でのキャリアデザインについて

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外資系B2B SaaS企業におけるキャリアデザインについて、私なりの考えや情報をお届けします。
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2022年1月の記事一覧

年収を1,840や8,760で割ってみてください

外資系企業で長く働いていますと、時給で働いている感覚は希薄なのですが「自分はどれくらいの価値を出さないといけないのか?」という観点で電卓を叩くことがあります。 よくやるのは、年収を1,840や8,760で割ることです。 1,840とは? 1年365日 全52週として、土日が104日 祝祭日が16日、GW休み、夏休み、年末年始休みが15日くらいとすると、働く日数が約230日 1日8時間労働として、年間労働時間が230x8=1,840時間 8,760とは? 1年365日、1

週休3日は実現するでしょうか? わたしの仕事選びについて

週休3日。なんか良い響きですね。好きでやっている仕事ではありますが、休みは嬉しいです。わたしが子供の時代は、土曜日は会社も学校も休みではありませんでした。(どうやら1992年くらいから、学校が週休2日になったそうです) そう考えると、週休3日は近いうちに実現するのかもしれませんね。 週休3日の会社は人を惹きつけるのでしょうか? 1日8時間 週40時間勤務という制度の方にとっては、週休3日になって給料が減るのか維持されるのかは気になるところでしょう。俗に言う「ジョブ型」に移

モラハラと言われても言う

わたしは親切な人間ではありません。ですので、基本的に「他人は他人」お節介は苦手です。自分の子供ですらそう思っています。わたしが自分の子供に言うのは「挨拶」「返事」「お礼」「お詫び」といった基本的な礼儀だけです。これさえ出来ていれば、あとは何でも良いと思っています。(仕事に関して言うと、基本的な礼儀だけで良いということにはなりませんが) また仕事では「他人は他人」と言ってる場合でもありませんが、いい年をして挨拶だ、礼儀だとチマチマ指摘したくもありません。。。 ただ必要なと

トレードオフを扱っているマーケターは経営者です

チェス、将棋、囲碁などにおいては、コンピューターが人間に勝つ時代です。1997年 チェス、2013年 将棋、2016年 囲碁、それぞれAIが人間を倒した年だそうです。 面白いもので、「囲碁は将棋より遙かに複雑だからコンピューターに負けることは絶対にない」というように、「自分のやっていることは難しいんだよ」と言いたくなるのが人間というものかもしれません。 わたしの仕事においては「会社のリソース配分」というある種のトレードオフを扱っています。AIにトレードオフを扱う経営者の仕

ウォーレン・バフェットが面接で問う12の質問

昨日、わたしが採用面接で意識していることについてお話ししました。 その最後に、ウォーレン・バフェットさんの言葉をご紹介したのですが、詳しく書かれた内容を見つけたので共有します。 この記事の中では、ウォーレン・バフェットは、採用する際に見るポイントとして3つあげ、そしてうち一つが最も重要であると言っています。(英文の主語はSomebodyとなっていますが) “Somebody once said that in looking for people to hire, yo

わたしの採用面接は、とてもシンプルです

わたしが採用面接するときに、留意している点は非常にシンプルで、たった1つだけです。 それは、面接を通じて相手の方を尊敬できたかどうかです。 相手のポジションやキャリアに関わらずです。マネジメントの採用であっても、新卒であっても同様です。 尊敬の要素をわたしなりに分解してみました。 1.学びを与えてくれる人であること これは簡単で、最低条件です。 優秀の定義を考えたことはないですが、面接の中で「新しい学び」を与えてくれたときに「自分より優秀」な方だなと感じます。 「そ

英語力がない人が外資系でなんとか乗り切る方法 その4 なぜ伝わらないかを考える

TOEIC 425点 わたしが新卒でNECに入った時の英語力です。 この試験を受けたとき、新入社員が集められていろんなテストを受けました。大学ごとに座っていましたので、中央大学卒社員の前に座っているのは、上智大学卒の社員です。中央大学のわたしたちが時間いっぱい使ってもTOEICテストを終わらせることが出来なかったのに、目の前に座っている上智大学の人たちは、早々にテストを終えて寝ていました。「あ〜 本当に上智の人たちは英語が得意なんだな」と実感した瞬間でした。 そんな英語力の