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わかっていても出来ないこと 2021年10月7日

ノーベル賞が発表され、ノーベル物理学賞を真鍋淑郎さんが受賞されました。

ちなみに、わたしは、小学校の卒業作文で「将来は永久機関を発明してノーベル物理学賞をとりたい」と書きました。 小学6年生にしては自分がみえていないというか、まぁ「若いな」という感じです。 

1988年のインタビュー のなかで、当時57歳だった真鍋さんはこんなことをおっしゃっています。

「大体、現在の気温の上昇が、大体3度から4度温暖化が起こると。それが大体、次の世紀の後半ぐらいになると。それに向かってだんだん上がっていくわけなんですけど。そのくらいの温暖化っていうのが起こりますと、日本の夏なんか、今でも暑くて大変なのに、その上に3度か4度くらい温まると。これは、我々の生活ということから考えて、非常に重大な問題だと思うわけです。我々の仕事としましては、気候の数値モデルを使って、できるだけ正確に、将来の気候変動を予報すると。それが、ものによってはプラスになるような変動もあるし、マイナスになる変動もあると。そういうものをできるだけ正確に、皆に知らせるというのが、我々の役割なわけです」

「わかっていても、出来ないこと」ってありますね。 サボっているわけでもないのに。 

下の図のような「重要度と緊急度の四象限」があったとしたら、重要度は高いけど緊急度は高くない(ように思える)というときに起こりがちなのかもしれません。 

図1


皆さんが忙しいなか、緊急度が高くないことに取り組むのは勇気がいることです。 こういうときこそ、誰かがリーダーリップを発揮して動いていくことが求められるのでしょう。 

自分自身が少し先まで見据えながら、緊急度は高くないが、本当に重要なことにも時間を使う。自分の中の時間軸を短期・長期と切り替えながら、仕事に取り組んでいきたいと思います。

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