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企業が社会課題に取り組むようになったいま、NPOは今後どうなるか?

数年前、NPOを支援するNPOを仲間と立ち上げたことがありました。社会課題を解決しようとしているNPOを、ITやセールス&マーケティング領域から支援したいというNPOです。

NPOを勉強するながれで、准認定ファンドレイザーの資格を取得したこともありました。 いまもわたしの名前は載っていました。 

とあるNPOの方がおっしゃっていました。「NPOの目標は、解決したい社会課題が解決され、役割を終えて解散することだ」と。民間企業でしか働いたことがないわたしにとっては、目から鱗でした。

民間企業や政府・公共機関が扱わない or 扱えない課題に取り組むことが多いNPO。 NPOにしか出来ないことがあり、NPOだからこそ出来ることがあるわけです。

わたしが数年前に感じていたことは、「これからは民間企業・営利企業も社会課題に本気で取り組む必要が出てくる。 表面的な社会貢献ではなく、営利事業と社会課題を両立することになる」ということでした。

SDGsやESGへの注目が集まる昨今、実際にそういう世の中になりつつあると言えるでしょう。お金も人も、社会課題の解決に振り向けられていきます。これまでは「割りに合わない」「ビジネスにならない」と企業が考えていたことを無視出来なくなっています。 そして先進的な考えを持つ企業は、企業規模に関わらず、出来る範囲で社会課題へ取り組んでいます。 とても良い流れだと思います。

そうなるとNPOはどうなるでしょうか? 

NPOで働くひとの中には、自分の想いを実現できる民間企業へ転職する人も増えてくるでしょう。 仮にNPOで働くよりも良い報酬で自分の想いを実現する機会があるのであれば良い話だと思います。

これまで民間企業が参入してこない領域で活動をしていたNPOは、民間企業が参入してくることで、良い競争環境が生まれるか? はたまた撤退を強いられるのか?  

かつて、とあるNPOの方がおっしゃっていた、「NPOの目標は、解決したい社会課題が解決され、役割を終えて解散することだ」 ということが実現すると良いなと思いつつ、少し寂しさも感じました。

いずれにしても、熱量を持って活動されているNPOの皆さんがこれからも変わらず活躍されることを願っています。



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