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もうはまだなり、まだはもうなり

株の世界の格言だそうです。 

言葉の意味は、もう底だと思うようなときは、まだ下値があるのではないかと考え、まだ下がるのではと思うようなときは、もう底かもしれないと考えてはどうかというものだそうです。

わたしは、株もFXもセンスがないと痛感しているので、もう手を出すことはありません。 あの時に円を売っておけば、、 あの時に持ち株を売らなければ、、あの時にビットコインを買っておけば、、ということばかりです。

ビジネスの世界でも感じることは多くあります。 例えば、

もうこのマーケットに参入するには遅すぎる or まだこのマーケットに参入するには早すぎる

もうアーリーアダプターは残っていない。 or まだまだイノベーターの段階だ。

もう一通り売れるお客様には売れきった。 or まだまだお客様はたくさんいる。

どう思うかは気持ちの問題的に「コップの水が、ちょっとしか残っていないと思うか、まだこんなに残っていると思うか」という話もあるでしょうし、マーケットのポテンシャル的に「TAMがこれだけあって、いまここまで顧客なので、ポテンシャルはこれだけある」という話もあるでしょう。

成長するマーケットで、かつ、大きく成長した企業で働いてきたわたしの経験上、「もうはまだなり」の局面を多く見てきた気がします。 
「もう売れきったんじゃない?」 「もうこれ以上の成長は厳しくない?」「もういい人は採用できないんじゃない?」 などなど。 これまでは順調に成長してきたけど、自分たちの成長は「もうそろそろ厳しくない?」という感覚です。

ただ実際はどうだったか?  「まだまだ成長余力はあった」わけです。 「もう」と思ったときから、更に大きく成長したわけです。 

もちろん、この考えがどの会社やマーケットでも通用するとは思っていません。ただわたしは成長市場に身を置くのが好きで、ワクワクします。 だからそういった環境に身を置くようにしています。 そういう意味で「もうはまだなり」が好きです。というか、マーケットポテンシャルを考えるときは、そういう気持ちを持ち続けたいなと思っています。

ただ、営業をやっていても、他の仕事をやっていても、危機感がないのはいただけませんね。 「まだ大丈夫でしょ」「まだ間に合うでしょ」というやつです。  こういう点においては、「まだはもうなり」という気持ちが必要なんだと思っています。

だからこそ、2つはセットなんでしょうね。 「もうはまだなり、まだはもうなり」




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