見出し画像

最も営業力がつく仕事とは!? - 購買のスペシャリストにとってのTrusted Advisor

皆さん、こんにちは。 

どんな職種の人でも、「スキルアップしたい」と考えて日々努力していることと思います。

例えば、マーケターであればマーケターとしてスキルアップするために、様々なタイプの事業会社でマーケティングの経験を積んだり、デマンドジェネレーション、マーケティングオペレーション、カスタマーマーケティングなど複数の役割を一つの会社の中で経験するのもキャリアの積み方でしょう。より多くのマーケティング予算を動かせる会社に転職することもスキルアップの形でしょうし、一つの道を極めるために、B2Bマーケティングを極めるんだという人もいるでしょう。

営業も同様でしょう。 採用面接をするなかで「営業としてスキルアップしたい」という転職理由をあげる方は非常に多いです。 営業としてスキルアップするために、「大手のお客様を担当したい」 「扱ったことのない商材の営業をしたい」「ソリューションセールス・バリューセリングを実践したい」 といった声はよく聞かれます。

私はNEC、Dell、Salesforce.com、Marketo、Japan Cloudと経験し、現在はCoupaで仕事をしています。同じIT業界における営業とはいえ、会社が変われば、その営業スタイルは変わってきます。

製品力でSMB市場に対して売っていく営業、大手企業に対してのバリューセリング。パートナー主導のモデル。ルートセールス。 新規開拓型や既存顧客深耕型。どちらのスキルが高いとか、どちらが難しいといった話ではなく、とにかく「違う」のです。

もちろん「営業の本質は変わらない!」という気持ちはわかります。ただ、陸上のトラック競技でも、100m、110mハードル、200m、400m、1500m、10000mでは求められる能力は違います。とにかく走るのが速いという人もいるでしょうが、100mも10000mも超一流という人はあまりいないのと同じように、全ての種類の営業が得意という人は非常に稀です。(少なくとも私は見たことがありません)

さて、タイトルにある「最も営業力がつく仕事」についてですが、そんな仕事はあるのでしょうか? 

同じIT業界の営業といっても、いくつもの営業スタイルや特性がある以上、唯一無二の「最も営業力がつく仕事」はありません。目指す営業の形が違う以上当然のことですね。 

「最も」と言うと誤解を招いてしまうと思いますので、「お客様のプロファイル」という軸でみるとどうでしょう。

導入検討をされるお客様の部門を考えてみると、IT部門、経理部門、マーケティング部門、営業部門、開発部門など様々なプロファイルはありますが、「モノを買うプロフェッショナル=調達・購買部門のお客様」に対する営業は、最も営業のスキルアップが見込めるやりがいのある仕事と言ってもよいのではないでしょうか。

わたしたち営業はモノを売るプロですが、購買部門のお客様はモノを買うプロです。北風と太陽でいうところの、北風のように交渉するような買い手は、このご時世はあまり流行らないでしょう。太陽のように笑顔で真摯に交渉されるお客様と、わたしたちも誠心誠意対応する。 営業力を鍛えるのにこれ以上の環境はないのではないか。Coupaに入社して3ヶ月、そんなことを日々感じています。 


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

お読みいただき、ありがとうございました!