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より難易度が高いものを目指したいという欲求について

好きなテレビ番組の一つに、沸騰ワード10があります。

ステータス修行の旅、取り憑かれたシリーズ、自衛隊潜入、ハンコ対決など好きなシリーズが多いです。

この番組は日本テレビなので、行きつけのサウナでいつも流れているというのも好きな理由の一つです。

先日観たのはこちら。海上保安庁機動救難士の訓練です。


とても真似できないような過酷な訓練の様子を放映していたのですが、そのなかで機動救難士の1人が言っていた言葉が印象的でした。

その彼は、より難易度の高い「特殊救難隊」になりたいと、将来のキャリアについて語っていました。

それを観て、人には「より難しくて魅了的なものを目指す」という本能が備わっているのだろうと再認識し、それはキャリアを目指す動機として十分なのかもしれないと感じました。

学校の入試は、その代表的なもので、その学校を目指す理由は「難易度が高く、魅力的で、さらにそのレベルに手が届く可能性があるから」というケースは少なく無いでしょう。
もちろん校風や教育方針もあるでしょうが、その中で少しでも難易度の高い学校を目指したくなる人が多いのでは無いでしょうか。

医学部で学ぶ人の中には「そこが一番の難関だったから」という人もいるのではないでしょうか。

就職においても「どこでも選んでいいよ」と言われたら、業種・業態を問わずに、入るのが難しくいところに入りたくなる人も一定数いるのかなと思います。

会社に入ったら入ったで、目の前にある壁を乗り越えながら、次、次、と、より(自分にとって)難易度が高く、(自分にとって)魅力的なものを目指してやるというキャリア選びはあるような気がします。

マネージャーになりたい。社長になりたい。というキャリアプランを持つ人がいます。
そこに「何のために?」という大義名分など無くても良いのかなと思い始めてきました。

野球をしている人は、より高いレベルで野球をやりたいと思い、最後はメジャーリーグに挑戦するのでしょう。

キャリアのプランは、いまの仕事を出来るようになって、より難易度が高いことにチャレンジしたい。魅力的な会社で魅力的な仕事をしてみたいという理由だけでも十分なのではないかと思うのです。

ポイントは、難易度も魅力も、人によって異なるということです。必ずしも役職を上げることだけが、難易度と魅力の追求ではありません。

組織の中で、より少ないポジションを目指すという人もいるでしょうし、世の中で希少価値が高いポジションを目指す人もいるでしょう。給料を上げるという難関にチャレンジする人もいるかもしれませんし、仕事の内容に難易度と魅力を見出す人がいるかもしれません。

より難しいものを目指すこと、他の人に出来ないことにチャレンジしたいという欲求は、それだけで立派な理由なのでは?という話でした。

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