マーシャル・ゴールドスミスは、「有名になる」と決めて今があるそうです
先日、マーシャル・ゴールドスミスと会話する機会がありました。
マーシャル・ゴールドスミスは、わたしが好きな本の著者であり、エグゼクティブコーチングの世界的権威という言い方をされる人です。
とある機会に、マーシャル・ゴールドスミスに質問する機会を得ました。わたしの質問は、「あなたは今でこそ、有名なコーチだが、どのようにしていまのポジションになったのか?」 でした。
彼は最初に「有名になる」と決めたそうです。 有名になる目的は、「影響力を持つ」ためです。
非常にシンプルな答えですが、その後の会話を経て、「自分はどうなんだ」と振り返る有益な機会となりました。
良いコーチというのは、短い問いで相手の思考の枠を外すことが出来ると言いますが、とてもハッとする問いをいただきました。
この「影響力」という言葉を、わたしにとって身近な別の言い方に置き換えてみると、「広い事業責任を担当することになる」「より大きな予算を負う」「より大きなチームのリーダーになる」「会社を代表して、プレゼンテーションする」「何かに寄稿する・書籍を書く」などが思いつきます。
こう書いてみますと「影響力」を持つということは、「居心地が悪くなる」のとセットになっている気がします。 それは「プレッシャーがかかる」「アンチが増える」「他人の人生の一部を背負う」などなど、お気楽ではいられません。
でも、あなたはどっちを選ぶんですか? 自分一人が居心地が悪くなることと、世の中が良くなることと。
良い問いは、ギフトになるのだと実感した出来事でした。