スタートアップが増えることは楽しみです。懸念は人材の分散です。
こんな記事を見かけました。
「現在10社程度のユニコーン(企業価値が10億ドル以上の未上場企業)を2027年までに100社に増やす」 という目標を掲げたということで、スタートアップ企業が出てくることはとても楽しみなことだなと思います。
「スタートアップ企業の数を10万社に増やす目標も掲げた。」ということで、日本で、アジアで、そして世界で戦える企業が少しでも多く出てくると良いですね。
唯一の懸念は、優秀な人材が分散してしまうことではないでしょうか。おそらく設立される企業の数が多くなれば、そこから生まれるユニコーンの数も多くなるということなのでしょうし、実際にそうなのかもしれません。
一方、わたしの肌感覚では、マーケットは人材不足です。
戦えるタレントを集めることができるかどうかが、ユニコーン企業を増やす上での大きな鍵になるのではないでしょうか。
そのために、「人材の流動」と「共創の発想」が必要なのではないでしょうか。
人材の流動とは、日本の大企業、日本の中小企業、日本のベンチャー企業、外資系企業のなかで人材がぐるぐる回る状況ではなく、各カテゴリーをまたぐ、そして双方向の人材交流をイメージしています。 ベンチャー企業の給与レンジが上がっていくことで、この流れが加速できると良いなと思います。
共創の発想とは、自社だけで戦おうとしないこと。外部の力、他社とのアライアンスを通じてコミュニティを作り上げ、大きな産業を作っていくという発想をイメージしています。
いずれにしても、将来が楽しみです。いまの大企業・有名企業もかつてはベンチャー企業だったわけですから。