井上ひさし 『文書読本』
No.89 「作文の極意はただ名文に接し名文に親しむこと、それに盡きる。」
No.89 「わたしたちの読書行為の底には「過去とつながりたい」という願いがある。そして文章を綴ろうとするときには「未来へつながりたい」という想いがあるのである。」
No.213 文体について、丸谷才一の『文章読本』より抜粋。「この言葉の中心にあるものは、文章を書くに当つての気取り方である。」
No.238 「いまでも、上品なスペイン語の文書では一頁のなかに同じ単語がにどあらわれてはならないとされているし」
No.522 「話すように書くな」
No.1781 「日本語において表現のすべては文末で決定されるのである。〈中略〉しかるに基本的な動詞はよく使われるだけに、磨滅し、力が衰えている。つまり大事な動詞ほど文末を決定する力が弱い。そこで動詞に動詞を連結させて複合動詞とし文末決定力の増強をはかる。あるいは擬声・擬態・擬情語、ひっくるめてオノマトペを併用して文末決定力の増強をはかる。」