Sustainableな社会における企業の役割
メディアで、ESG、Sustainable(持続可能)、SDGs、Diversity(多様性)といったキーワードを毎日のように目にするようになってしばらく経ちます。以前から、企業の社会貢献や、CSRという言葉はありましたし、実際に取り組んできた企業も多いことでしょう。
では当時と何が変わってきているのか?
それは「ESG経営、Sustainable経営、Diversity経営は、自社の事業を発展させるための直接的なメリットになっている」 ということだとわたしは考えています。 そして直接的なメリットになる理由は、人が企業、サービス、製品を選ぶ基準が変わってきたからです。 逆にいうと、昔は社会貢献は自社の直接的なメリットにはならなかった。イメージアップという数値化しにくいメリット以外は見つからなかったというのが実態だったのだろうと思います。
だから、営利企業が(商売としてメリットが少ない or 無いから)手を出しにくい領域の課題解決をするプレーヤーとしてNPOが存在しています。 世の中には課題がある。でも、営利企業や行政サービスとしてはカバーされない。だからNPOがそれをやるということです。 企業とNPOと行政の役割分担や立ち位置が、ある程度明確だった時代が少し前までの時代と言えるのではないでしょうか。
いまはどうか? 「ESG経営、Sustainable経営、Diversity経営は、自社の事業を発展させるための直接的なメリットになっている」 というのはどういうことか?
人が何かを買う、選ぶ、使う、薦めるときの基準は様々でしょう。 社会全体で大きな傾向を持つこともあれば、同じ時代でも多様化するニーズもあることでしょう。 例えば、美味しいもの、デザインが良いもの、高性能なもの、お手頃価格なもの、サポートが良いもの、みんなが使っているものなど。
いまのトレンドはどうでしょうか?
若い人々を中心として、ストーリーがあるもの、Coolなもの、生産過程において、ESGやDiversityなどが配慮・優先されたものが選ばれる時代になってきている。 綺麗事でも、格好つけているわけでなく、本音でこう考えている人たちが増えているということです。
世の中に足りないものへハングリーな人々が、それを満たそうと動き、世の中も大きく変わってきているということなのでしょう。 ご興味がある方は藤沢久美さんの動画を是非ご覧ください。いまの世の中の流れの背景にあるものを知るヒントになるかと思います。
こんな時代のなかで、企業は本業としてESG経営、Sustainable経営、Diversity経営に取り組む必要があります。
こういった取り組みは、顧客の評価、社会の評価、社員の評価、入社希望者の評価、そして売上、利益、株価への影響といった、本業に直接的に影響するのです。
それが過去との大きな違いであり、一過性で済まない大きな時代の流れだと感じています。
Coupaは、「お客様がスマートに支出し、支出からの価値を最大化させる」ためのプラットフォームを提供しています。 その「価値」の1つがESGに関連したものです。
企業が何にお金を使うか? どこからモノを買うか、仕入れるか? 環境や人権に配慮した購買をしているか? Coupaは、これらの経営課題に取り組む企業のためのプラットフォームです。
最後に、CoupaのPurpose, Vision, Mission, Valuesをご紹介します。