失敗のススメ 2021年9月16日
普段は、あまりこういった記事に目をとめることはないのですが、昨日見かけた記事を共有します。
失敗のススメ(1) 最低支店長の烙印バネに:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75757470U1A910C2TB1000/
井村屋グループ 中島社長のお話です。
有料会員限定の記事のようなので、読めない方もいるかもしれませんが、改めてわたしが感じたことがあります。
非常にシンプルで、言い古されてきたことです。ただ言い古されてもなお、それが言い伝えられているのは、それだけ重要で実践が難しいからなのかもしれません。
それは、挑戦しての失敗、挫折そのものは致命的な問題ではない。失敗や挫折から何も学べず、行動を変えないこと、さらには挑戦しないことこそ問題であるということ。
わたしは挑戦しない失敗も良いと思っています。人間は完璧ではないし、失敗して初めて気がつくこともあると思います。「あー サボってしまったな」「手抜きしたな」「油断したな」ということもあるでしょう。
さらに言うなら、挑戦が善であるというのも、視野が狭いかもしれませんね。いまの仕事をコツコツと続けるというのもありますので。
はなしを戻しますと、失敗して、挫折して、怒られて、嫌われて、低い評価をされる。そういうこともあるでしょう。そこから何を学ぶかに焦点を当てたいですね。学んだとしても同じ失敗をくり返すことはあるでしょう。考えてみてください。スポーツでもなんでも、頭で理解していてもできないことは世の中にいくらでもあります。それはビジネスでも同じです。
失敗を挽回しようと周囲の評価を気にしすぎてもいけません。周囲のサポートを得ながら、正しいと思うことをすることです。
挑戦するカルチャーというのは、挑戦する本人と、挑戦の機会・環境を提供する会社と、それを許容する仲間で構成されると思います。そんなカルチャーが出来上がれば素晴らしいと思います。