100%の達成感を感じたことはありませんが、幸せではあります
「一年あっという間ですね」
というのは、社交辞令というか「今日は天気がいいですね」くらい意味のない挨拶なので、出来るだけ言いたくないのですが、ついつい言ってしまいますね。まあ、相手のイェスを引き出せるので、ラポール構築には悪くないのかもしれませんが。それにしても、おじさんなのですから、あまり意味のない音は発したくないものです。。
とはいえ、今年も12月25日になりました。2021年も、あと数日で終わろうとしています。 一年あっという間ですね。皆さんにとっては、どんな一年だったでしょうか? わたしは、おかげさまで良い一年を過ごすことができました。
わたしは、自分自身のキャリアや人生で明確なゴール設定をしないほうなので、どう転がっても比較的満足しています。 基本的に後悔はありません。2021年においても同様でした。 満足のいく一年でした。目標を持たずに生きるというのは意外と便利ですよ。
しかし仕事においては、真逆です。目標を持たずに仕事をすることはありません(全員そうですよね)し、基本的に満足感を得ることがありません。 おそらくフードファイターの満腹中枢というのは、こういう感覚なんだろうなと思います。
もちろん、目標数字を達成したり、目指していたゴールに到達すれば嬉しいです。 今年も色んな目標を達成してきました。 社員やお客様、パートナー様に感謝の日々です。ただ、手放しで喜べる瞬間というのは、ほとんどないと感じています。これはわたしの性格なのかもしれませんし、皆さんも同じなのかもしれません。 そういう意味では、今年も自分自身に満足のいかない一年でした。
ゴールを達成すれば、次のゴールが目の前に現れます。 月末に針を振り切ったダッシュボードも一晩寝ればリセットされます。そしてビジネスには、必ずどこかに課題があります。 社員全員が全ての目標を達成し、今後も全員が明るい見通しであれば、もしかしたら数日間は手放しで喜べるのかもしれません。しかし、それはあまり現実的ではないのかもしれませんね。例えるなら、ご褒美のハワイ旅行中に、ForecastのSubmitをするような日々を過ごすわたしたちですので。
では、「あなたは幸せじゃないのか?」というと、決してそんなことはありません。 瞬間で感じる達成感や満足感はあります。 その瞬間をチームで分け合えたとき、その達成感は増幅されることを知っています。 何より幸せでない環境に何日もいられるほど我慢強くはありません。
貪欲に高い基準を目指しながら、ちょっとした達成感を仲間で喜び合う。そして後から振り返ってみたときに大きな達成感を感じる。そんな一年を来年も過ごしていきたいと思います。