直感を信じる 将棋の羽生九段に学ぶ
棋士の羽生善治さんは、「直感とは何か?」という問いに対して、こんなことを仰っているそうです。
羽生さんの著作に『直感力』という本がありますが、将棋の世界の方が言う言葉には重みを感じます。
「直感」は決してヤマカンではなく、経験と思考の蓄積から導きだされるものなのでしょう。
羽生さんの言葉の中で、「これをしてはいけない、と分かるのが直感です。答えは分からなくても、ダメなことが分かるのがすごく大切なんです。」という点は、ビジネスの世界においても同様だと思います。
わたしは、それを「違和感」や「いやな感じ」と表現しますが、それらもなにかのひらめきというよりも、これまでの経験のなかでの直感なのかもしれません。
いずれにしても、深い洞察と経験をこれからも積み重ねていきたいものです。単なるヤマカンにならないように。