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組織のダイバーシティは、本屋さんで偶然良い本に出会ったのに似ていると、『君のクイズ』を読んで感じました。

最近気づいたこと。(これは、伊集院さんの「今週気づいたこと」のパクリです)

週末、久しぶりに小説を読みました。読書は好きなわたしですが、小説を読んだのは、いつ以来か覚えていません。星新一の短編以外でいうと、高校時代にファッションで読んだ『ノルウェーの森』以来かもしれません。

子どもの頃から本屋さんに行くのが好きで、先日も待ち合わせ場所を本屋さんにしました。ちょっと時間が空いていたので、時間を忘れられる場所が良かったのです。

いまでこそ本を買うのは、もっぱらamazonですが、本屋さんに行くと偶然の出会いや気づきが多くあります。「なにこれ、面白そう!」「へぇ、最近はこんなことが流行なんだ」といった具合です。

もちろん、全く興味のないものは、目に留まることすらないとは思うので、所詮自分のアンテナの範囲とも言えるかもしれませんが、それでも30年以上読んでなかった小説を手に取り、買って読んだというのは、まあまあ普段のアンテナの外にあるものと出会えたと思っています。

結果として「読んで良かった」「面白かった」「他人に薦めたい」という出会いがあったわけです。

よく「組織のダイバーシティの重要さ」というのは語られますが、「こういうことだな」と実感しました。

普段だったら手に取ることの無いような本を手に取って、それが自分にとってプラスになったように、様々なバックグラウンドの人が集い、それぞれの当たり前がシャッフルされたときに、自分たちの枠を超えたものに触れることが出来て、お互いにインスパイアされるのだと。

「あなたへのおすすめ」以外に触れられることが、組織のダイバーシティの素晴しさだなと。

ちなみに、読んだ本はこちらです。

『君のクイズ』小川哲 朝日新聞出版


お読みいただき、ありがとうございました!