「悪い報告をするのと良い報告をするのでは、どちらの報告をするのが楽しいですか?」
こんな質問、意味がありませんね。
良い報告が楽しいに決まっています。
「悪い報告をすることと良い報告をすること、どちらが大切ですか? 」
ちょっと質問に意味が出てきたかもしれません。「大切」の定義が不明瞭ではありますが、総合すると、やはり悪い報告が大切でしょう。
「悪い報告と良い報告、どちらの報告にその人柄が出ると思いますか?」
これは誘導尋問的でトリッキーな質問です。
これは良い報告と悪い報告をする時のやり方のギャップに人柄がハッキリと表れるよねということです。
良い報告は、聞かれなくても即座に丁寧にするが、悪い報告は聞かれても簡単にしかしないという人がいます。良い報告はいくらでもするが、悪い話は隠そうとすらする人です。
こういう人は報告のやり方にギャップが大きい人ということです。
悪い報告が楽しいという人はおらず、しかしそれが大切だとわかっている中で、勇気と誠意を持ち、恐れは持たずに、その悪い現状を報告とリカバリープランの説明をする人は信頼を得ます。
悪い報告から逃げ続けることは癖になるので気をつけたほうが良いですし、何よりも信用を失うのでやめた方が賢明です。
月末が近づくとこんな事を考えますね。