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意見を採用しないくらいなら、意見を求めないほうが良い

他人の意見や提案を求めることの重要性は誰もが理解していることでしょう。では、その意見や提案を採用することの重要性はいかがでしょうか?

為末大さんが、こんなことを言っていました。


意見や提案を求めるというのは、表面的なテクニックで誰にでも出来ます。「わたしは皆さんの意見・提案を聞いています」というスタンスをとることが出来ます。

その結果、その意見・提案を受け入れないことが続くとどうなるか? その意見・提案をしてくれた人は、次第に口を閉ざすことになります。「どうせ言っても無駄だ」と。
そればかりか、無力感を感じてしまうことになります。

意見や提案が弱い、練られていない、浅いという話はあるでしょう。ですので、なんでも採用しなさいという話ではありません。
再検討を依頼することはあるでしょうし、話し合いを通じて、より良いものにした結果、原形を留めていないということもあるでしょう。

「一番良いもの」を追求すると、キャリアの長い人、上位役職者、優秀な人の意見が採用されがちです。それを良しとするか、「ちょっと難しいかな」と思いつつも、折角の意見を採用するか。これはマネジメントスタイルなのかもしれませんね。

意見・提案を採用しないくらいなら、意見や提案など中途半端に求めず、「これをやれ」と指示したほうがマシだという話でした。

みんなにも読んでほしいですか?

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