昨日、歴史は繰り返すというnote.を書きました。今日のネタを探していたところ、こんな記事を見かけました。
Googleは、いまは18万人を超える規模の会社だそうです。そして多くの社員やCEOでさえ、同社があまりにも遅く、官僚的で、生産性が低いことに不満を持つようになったという記事でした。
記事の著者は、その原因が「企業規模とボトムアップの組織構造」にあると仮定しています。
わたし自身はトップダウン型の組織にいたこともありますが「統制が効く」ことと「意思決定が早い」のはトップダウン型の良いところだと思います。「軍隊型の組織」は強いと、思っていましたし、組織の成し遂げたいゴールによっては、いまもそれは正しいと思います。
一方、「自由度がない」「考える力を失う」ようになるという側面もあります。「上が決めるでしょ」「一緒懸命考えても、どうせ上にひっくり返されるよ」となるのです。
そういう経験をしてきたわたしにとっては、ボトムアップの組織というのは、良い面が多い印象があります。指示を待たずして、自ら考えて、会社の価値観に照らし合わせて動ける組織。
そして、その象徴が、わたしにとってはGoogleでした。
単に、経験のない人を野放しにしているのではなく、能力がある人たちの自主性を尊重するやり方は、Googleのように、優秀な人が集まる環境だから成立するのだろうなと思ったものです。
そんな、Googleにおいても、「歴史は繰り返す」という法則には、抗えないのでしょうか。それとも、意思決定や動きはスローになったとしても、ボトムアップの組織構造は変えず、他の対策をするのでしょうか。
わたしは「歴史は繰り返す」派で、流れには抗わず、従う派です。