車の盗難にあって、ようやく学びました 愚者は経験に学ぶ
昨日は、朝から自宅の防犯対策工事がありました。
皆さんは、セコムしてますか?
わたしが住んでいるエリアは、神奈川県の平和そうな住宅街です。 周囲の皆さまには申し訳ないのですが、高級住宅街でもありませんので、周囲のお宅でセコムしているお宅はありません。
わたし自身もこれまで防犯対策など考えたこともありませんでした。
しかし、いまの我が家には、威圧感のある防犯カメラが2台と、セコムのシールがでかでかと貼ってあります。
正直恥ずかしいです。 「何、気合い入れてんの? 誰もこんな家に泥棒入らないから。自意識過剰だよ」と陰でご近所さんに言われている気がします。
ちゃんと理由があります。 6月末に自宅の駐車場で車の盗難にあいました。よく盗難にあうと評判の車種です。 わたしは、そのニュースやネット記事を見つつも、自分ごととしては捉えていませんでした。 「愛知県は大変だね。こんな高い確率で盗難にあうなんて、車の欠陥だよね」と、他人事としてとらえていました。
ですので、盗難に気がついたときの最初の感情は「ほー これが噂の盗難か」でした。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を聞いたことがあると思います。 まさにわたしは、「典型的な愚者」でした。 賢者であれば、ニュースを観たときに対策をうったはずです。
プライベートにおいては、笑い話を済ませることができますし、実際「いい話のネタが出来たな」という感じですが、仕事ではそうはいきません。
ビジネスにおいては、「これをやったら失敗するという歴史」や「ベストプラクティスという歴史」があります。 特に「典型的な過ちの歴史」というものが明確にあります。
そういう「歴史」があるのですから、賢者であれば、「歴史に学んで」うまいことやるわけです。
しかし現実は、言うほど簡単ではありません。何かに取り組んでいる人、これから取り組もうとしている人に、「それは失敗すると歴史が教えてくれているよ」というのを前向きに伝えていくのは難しいです。
最近も「このパターンは上手くいかない可能性が高いな」と感じつつ、「もうスタートしている取り組みだし、現時点では上手くいってるから」と静観したものの、「やっぱりキツイか、、方針を変えよう」という事象がありました。
わたし自身、車の盗難だけに限らず、ビジネスにおいても、何度も「経験から学んだ」愚者のひとりです。
「失敗はない、学びがあるだけだ。」というのは、誰かが言ったであろう名言ですが、本当の愚者は「経験からも学ばない人」なのでしょう。
賢者にはなれなくても、せめて経験からは学べる人間でありたいと思います。
さて、我が家の次の車ですが、検討の結果、盗難にあった車種と全く同じ車にしました。
はい「経験からも学べない」愚者の小関と申します。 どうぞよろしくお願いします。