思いこみは危険 忘れられない日曜日のこと
今日は日曜日、みなさんはどんな日曜日をお過ごしでしょうか。
とある月曜日、わたしはいつものように朝5時くらいに起き、お風呂に入ってから出社するために家を出ました。
いつもの通り、6時16分の湘南新宿ラインに乗り、恵比寿で乗り換えて六本木駅へ。そして当時の職場六本木ヒルズのスターバックスでコーヒーを買って、7時半からのミーティングのために、エレベーターで職場のあるフロアへ。
7時半くらいだと、オフィスは人がいないことがほとんど。その日もオフィスには人はいませんでした。ミーティングをするために一足先に会議室へ。
ところが、7時半になってもミーティングの相手が来ない。。。遅刻するような人じゃないのに、、おかしいな。。まあ7時半からのミーティングというのも申し訳なかったなと思いながらそのまま会議室で仕事。
8時からは別のミーティング。 相手が来ない。 おかいしいな。。。8時10分くらいでしょうか、ミーティング相手に「8時からミーティングだったよね?」とSlackしてみたところ、「はい、8時です。よろしくお願いします」と返事が。
「ん?? いや、もう8時過ぎてるけど。どうした?」 と返信しかけて気が付きました。その日がまだ日曜だということに。
わたしは月曜日だと思って、日曜日に出社してしまったのです。2019年6月23日でした。
確かに思ったんです。「今日は電車が空いてるなー」 と。毎朝読む日経電子版、当然月曜日の新聞は出ていないので、「今日は休刊日か」と。スマホやパソコンのカレンダーが23日(日)になっていても、「あれ、システム時計が狂ってるな、US時間になってるぞ」と思ったり。
日比谷線や六本木ヒルズは、平日も朝は空いているので気がつくこともなく無事にオフィスへ。。
この話を聞いた人は、わたしの精神状態がまともでないと思うことでしょう。ただ特にそんなことはありませんでした。数字に対する緊張感はありました。やるべき仕事もそこそこあったと思います。ただ何か思いつめた状況だったかというとそうでもなかったです。笑って済ませる余裕もありました。
だからこそ逆に怖かったです。そういう普通の状態(だと自分では思っている)でも、こんなレベルで思いこみをしてしまう自分が。
人と会話しているときに、先入観、バイアス、思いこみを捨ててニュートラルになるべきだということは、頭ではわかっているつもりです。でも、こんな初歩的というか、基本的なレベルで思いこみをしてしまう自分が怖かったです。
それ以来、日曜日に間違って出社したことも、月曜日に日曜日と間違えて出社しなかったこともありませんが、「自分がそういうレベルの思いこみをしてしまう人間なんだ」ということは肝に銘じて生きています。
忘れられない日曜日のお話でした。