中大駅伝部の躍進には、規律があったようです
ゼミメンバーのLINEグループで、母校の中央大学が出雲駅伝で活躍していることを知り、テレビをつけて応援しました。
応援といっても、ソファーに座って、子どもが作ったチョコバナナを食べながらの応援ですので、選手たちに想いは届かないと思います。
駅伝になると、愛校心らしきものが芽生えてくるのは不思議なものだというnote.を以前書きました。
中央大学の駅伝が弱くなっていった理由を、現監督のインタビュー記事から推測するに、当時の駅伝部は「ぬるい」「ゆるい」「規律のない」環境になっていたのでしょう。
「ぬるい」「ゆるい」「規律のない」チームが勝てないのは、アマチュアもプロも同じです。
会社においては、全社が同時に「規律のない」状態になることはありません。特定の部門からぬるくなっていきます。そして、その状態を放置することで、その部門は社内で孤立し、出来の良い人たちから「下に見られる」状態になります。
一度その評価が固まってしまうと、それを払拭するには、人の入れ替えしかありません。「最近変わったよね」とはなりにくいのが残酷な現実なのです。
「数字が悪くないから良いだろう」というのは、典型的な二流の発想です。「あんなにぬるいのに、目標達成するのか。どうせ目標もぬるいんだろうな」と思われるだけです。
組織に規律がなくなれば、その組織は衰退するだけです。だからこそ規律は大切です。
誰からもコントロールされず、プレッシャーをかけられることなく、自ら規律を保てれば、それが文字通り「自律」したチームということでしょう。
わたしは、プレッシャーをかけたり、パワハラ的なマネジメントはかなり得意です。でもそんなマネジメントはやりたくありません。得意なことと、やりたいことは違うからです。
わたしは、規模が大きくなっても、政治のない、自律的なチームの一員でいたいと思っています。