日本のスポーツは世界レベル ビジネスはとうの昔に抜かされています
わたしが産まれたころの日本は、高度成長期(1955-1973)と言われ、日本の経済が年率平均10%程度で伸びている時期でした。
その後の15年間も、経済成長率は平均4.2%と、安定的な成長を継続していました。
その頃は「日本の経済、ビジネスは世界レベルだか、スポーツはまだまだ」という風潮がありました。育成のシステムも理論も遅れていて、体格も劣りがちの日本人は、スポーツの世界においては、まだまだ世界とは開きがあるという風潮だったのです。
何年くらい前からでしょうか。わたしよりも年下のスポーツ選手が世界で活躍している姿を目にするようになったのは。
陸上の個人種目や水泳の自由形こそ、まだちょっと辛いかなと思うことはありますが、それ以外のスポーツは、軒並み世界の第一線で戦っているように思います。
そうです。日本は、スポーツの世界において、とうの昔に世界レベルになっているのです。
それと反比例するかのように、日本の経済とビジネスは成長出来ていないように思うのです。
わたしは、ビジネスの世界にずっといて、しかも外資系で働いているのですが、「日本の存在感」「日本人の存在感」についていえば、明らかにスポーツに負けているなと思います。もちろん、そんな比較は意味がないかもしれませんし、競う相手を間違っているという意見もあるかもしれません。
でも、わたしは、日本人がノーベル賞を取れば頑張ってるな!と刺激を受けますし、日本人選手が海外で活躍している姿をみれば、自分も頑張ろうと思います。
せっかくスポーツ選手が、国を背負って戦って日本を明るくしてくれ、働くモチベーションを高めてくれているのに、せっかく学者や研究者が最先端の研究で世の中を良くしようとしているのに、ビジネスの世界も負けていられないぞと少しは思います。
微力ながら、「景気を良くしないと、この人たちに申し訳ない」と。
わたしは、この動画に出てくる選手のように、単身で海外に出ていって勝負している人を尊敬します。
この動画を見ていると、日本を飛び出し、その国で戦っていくために必要なコミュニケーションを身につけて、「生きているんだな」と感じるのです。そして、こういった選手たちが活躍するたびに、わたしたちは誇りに思えるのです。
「スポーツ担当や研究担当は、一生懸命世界で戦ってるから、ビジネス担当も頑張れよ」と言われないように頑張りたいと思います。