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ソリューションの提示はいらない。聞くだけでいい。

相談されたら、なんらかの解決策を提示してあげたくなります。以前のわたしは、今よりも結論を急ぐ傾向が強く、あれは?これは?と選択肢を提示していたような気がします。じっくりと相手の話を聞けるようになったのは、ここ数年のことかもしれません、、、

この記事にあるように、良かれと思ってかけた言葉も時には有効ではないそうです。以前のわたしなら、確実にこかこにあるNGフレーズを使っていたでしょう。

相手のことを真剣に考える=なんとか解決してあげたい=解決策を一緒に見つけたい=ソリューションを提案・アドバイスする このサイクルはダメなんですね。

ふと、昔観たテレビ番組を思い出しました。何人もの芸人が、お世話になった先輩の名前とその理由を挙げ、先輩たちは一喜一憂するといったバラエティ番組でした。

ここで出てきた先輩芸人は様々でしたが、一番お世話になった先輩として、その先輩を挙げた理由には共通点がありました。

「一番お世話になった」と感じた共通の理由は何だと思いますか?  わたしは「厳しく鍛えてもらった」とか、「有益なアドバイスをしてもらった」とか、「いつもご飯をご馳走してもらった」ということかと思っていました。しかし、そうではありませんでした。
実際に「選ばれなかった先輩」は、「なんだよー いつも飲み連れてって、飯おごってたのにー」と嘆いていました。

ほとんどの芸人が挙げていた、(わたしにとっては意外だった)共通の理由は、「いつも親身になって話を聞いてくれたから」というものでした。話を聞く=自分を受け入れてくれた、承認してくれたということなのでしょう。

コーチングを学ぶ中で、「相手を評価しない」ということを教わりました。相手の意見に「いいですね」「わかります」といった相槌をうつことも、相手への評価だから気をつけるのだと。もちろん、仕事の中では「コーチング」だけでなく「ティーチング」「フィードバック」など様々をモードに切り替えますので、話を聞くだけモードばかりではありません。

とは言え、誰かに「小関にお世話になった」と言われたい訳ではありませんが、「話して良かった」「話してスッキリした」「モチベーションがあがった」と思われたら嬉しいです。仕事でも家庭でも、良き聞き手になれるよう努めます。

お読みいただき、ありがとうございました!