コーチングを学んだのは、一生出来る仕事だと思ったから
2019年にプロフェッショナルエグゼクティブコーチの資格を取得しました。
コーチという存在を意識した一番最初の出来事は、20年くらい前でしょうか、マーシャルゴールドスミス氏の『コーチングの神様が教える「できる人」の法則 』を読んだ時です。どういうきっかけでこの本を読んだか忘れてしまいましたが、今もわたしのバイブルになっています。
マーシャルゴールドスミスは、「ジャックウェルチのコーチ」とも言われた、非常に著名なエグゼクティブコーチで、中でも行動変革をテーマとしたコーチングを得意としています。
自分がコーチングを学ぼうと思ったのは2018年か2019年くらいでした。理由は2つです。
一つ目の理由は、「一生できる仕事は何か?」というわたし自身の問いに対する答えが「コーチ」だったからです。30代のわたしは、一年でも早く引退してのんびり過ごすことだけを望んでいました。この辛い生活から抜け出したいという発想です。
どうやったら早く引退できるのか? いくらお金があれば引退できるのか? 引退して何して暮らすのか? それで本当に楽しいのか? などを真剣に考えた結果、「一生仕事する人生の方が飽きないのではないか?」という考えに行き着きました。
では、一生できる仕事とは何でしょうか? 80歳になっても、ありがたがってもらえる仕事とは何でしょうか?
最初に思い浮かべたのは「大学の先生」でした。「でも論文書かないと准教授とかにはなれないし大変だよな。そもそも何を教えるの?」と早々に断念。
わたしが行き着いた答えは「求められたときにアドバイスをしてあげられて、求められたときに出資してあげられる人」でした。ポイントは「求められたときに」という点です。お節介でうるさいおじいさんにはなりたくありません。
二つ目の理由は、JAPAN CLOUDでの仕事を意識した時です。JAPAN CLOUDでは、各社の社長さんをはじめとしたリーダーの皆さんを、コンサルタントとして支援することを想定していました。各領域で結果を残してきた各社のリーダーに対して「コンサルティング」を効果的に行うにはどうすれば良いかを考え、たどり着いた結論は、「コーチング」と「アドバイザー」と「コンサルタント」の役割を意識的に使い分けることでした。
このような二つの理由で、「コーチングを学ぼう。求められた時に、各社のリーダーの相談相手になれる準備をしよう。エグゼクティブコーチになろう」と決めました。
コーチングは、勉強すればするほど奥が深い仕事です。コーチの資格取得は、スタート地点に立ったに過ぎません。
メタバース上とコーチングの相性は良いと思います。80歳のわたしが、仮想空間上でエグゼクティブコーチをやっていたら面白いなと思います。