『ロジスティックス4.0』 今後大きく変わる分野の1つがロジスティックスでしょう
ロジスティックス4.0(日本経済出版)を読みました。
「うちの業界は、硬直的で変わらない」や「このままでは、この業界はダメになる」と言った嘆きを聞くこともありますが、わたしには、あらゆる業界が変革しているように見えており、5年後、10年後はどうなっているかが楽しみです。
なかでも物流の世界は、複数の変革や時代のニーズが合わさって、ガラッと変わる業界なのではないかと感じています。
そう感じる理由には、人材不足とそれに拍車をかける働き方に対する考え方の変化、トラックや船舶の自動運転技術の進歩、物流センターにおけるロボット利用の拡大、ドローン活用範囲の拡大など、物流とAIやロボットの相性の良さがあります。
さらに、調達から配送までの全てを垂直統合していくなかでの可能性。
企業の垣根を越えて標準化・効率化する水平統合するなかでの可能性。
交通、気象、災害、政治、紛争など全体に影響を与える情報を活用することでの可能性。
そして、消費データ、トレンドデータ、輸出入関税、港湾・空港使用料、原材料価格の動向などのデータをデザイン・プランニングに組み込んだ時の可能性があります。
上記のように複数の場面で起こっている変革の点が繋がったとき、さらに大きな変化が起こるでしょう。
とても楽しみです。