社長を選ぶ人材の条件について
少し前の記事ですが、こんな記事を読みました。
内容は、人材の登用についての話でした。
「品格」と「人徳」が大切なのはわかりますが、どうやって身につければ良いかはわかりません。
しかし、以前のnote.でも書きましたが、ウォーレン・バフェットさんもintegrityが大切と言っていますので、欠かせない条件なのでしょう。
「品徳」というものを、どのように学ぶかは書いてありませんが、この12の質問を読んで、感じたことがあります。
まずは「自身の弱さや、そこから生まれる葛藤を素直に自己認識し、そこに対して意識的に対応しようとしているか。そしてそれを正直に面接官に伝える人か? 自分を大きく見せようとしていないか?」という意図を感じました。
わたしが面接で良く聞く質問に「ご自身の得意なことと、改善に向けて取り組んでいることは?」というものがあります。
得意なことはたくさん答えられるのに、「改善に向けて取り組んでいることは特にない」という人は少なくありません。わたしがその質問で知りたいことは、その人の得意なことではなく、その人の謙虚さであり、自己認識力であり、向上心です。
そして「リアルで困難なシチュエーションにおける人間関係のスタイル、コミュニケーションのスタイルを具体的に」問う質問があり、「自分の目指す姿について」を問うというのが、12の質問の狙いではないかと解釈しました。
しかし「品格」や「人徳」というのは、どうやって良くすればよいのでしょうね。
自分自身のことは、一旦棚に上げさせてもらって、エグゼクティブコーチとしての視点から申し上げますと、、
「品格」や「人徳」に限らず、何かを改善するための最初のステップは、「可視化」です。正しく現状を認識し「可視化」することが最初のステップになります。
そして、その「可視化された現状」を認め、「心の底から」改善したいと決めることです。
これに伴走するのが、コーチという役割です。本当は自分自身に伴走できるのが理想なのでしょうが、そうはいかないのが人間ですね。
まずは「可視化」から始めましょう!