何かをやめる勇気 2021年9月26日
こんなニュースを目にしました。
土曜を休配にすることで、確かに一部のサービルレベルは落ちてしまうかもしれませんが、収益改善に加え、働くスタッフの方の負担が減れば良いなと思います。
何かを変えたい、改革したい、変化を起こしたいと思ったとき、「何かを新たにはじめる」というのも一つですが、わたしは、「何かをやめること」から取り組みたいです。
もしその人がサボっている人であれば、「もっと頑張って、行動量を増やしなさい」ということになります。「何かを新たにはじめる」ことは良い選択です。
一方、その人がすでにフルで行動している場合、(もちろん日々改善は必要でしょうが) 新たに何かをスタートしようとしてもうまくいきません。まずは、やらないことを決める。そして時間と心に余裕ができたら、本当に大切なことをはじめるのです。
一気にゼロにする必要はありません。3時間かけている仕事に割く時間を1時間に減らしたり、毎週2回やっていることを1回に減らす。それだけでも、何か新しいことをスタートすることができます。
「何かをやめること」は勇気がいるかもしれません。楽していると思われるかなとか、仕事の質が下がるかなと不安になるかもしれません。やめられるくらいならやめてるよ、、という反論もあるでしょう。
でも、そんなことはありません。
毎日忙しいあなた。来週の金曜日は有給をとって旅行にいく予定があります。ハワイです。来週に関しては、木曜日までの4日間で1週間分の仕事をやりきることでしょう。
こんなこともありました。以前の勤務先で「毎日19時には帰りなさい」という指示がありました。初めて聞いた時は「自分は暇じゃない。そんなの無理だ」と思いました。しかしそれはすぐに習慣となりました。
さらに言えば、何かをやめたからと言って、何かをスタートする必要すらないと思っています。自分が何もしないで時間ができるだけでも素晴らしいと思います。
ちなみに、毎日19時に帰るようになったその会社、一年後には出産ラッシュになりました。