Coupaのクラウドに蓄積された「累積300兆円以上の購買実績データ」が提供する価値とは?
SaaSの形式で業務アプリケーションを提供している企業であれば、自社のクラウドデータベース上には、様々なデータが蓄積されています。その蓄積されたデータを、ユーザー企業にとって価値ある情報にすることが、SaaS企業に望まれていることです。
具体的には、どのようなシーンが想定できるでしょうか?
営業支援システム上に蓄積されているデータであれば、全顧客の商談情報を集めることで、いま世界中でどんな営業活動が行われているかを知ることが出来るかもしれません。 どのカテゴリーの製品・サービスを営業しているのか? いくらの値引き率で営業しているのか? 平均商談日数は? 成約率はどうか? などが想定されます。 ここから一歩進むと、この商談が成約する確率はどうか? 売上予測はどうか? というAIが活躍する世界になってきます。
Marketoのような、マーケティングプラットフォーム上に蓄積されているデータであれば、全世界でどんなマーケティング活動が行われているかを知ることが出来るかもしれません。メールが最も多く開封される配信時間はいつなのか? マーケティングROIのベストプラクティスは? 業種ごとのマーケティングチャネルミックスは? などが考えられます。
Coupaは、全世界で2,000以上のお客様、700万以上のサプライヤー企業にご利用いただいています(サプライヤーさんは費用負担はありません)、累積で3兆円以上の支出情報は、匿名化されて、Coupaのシステム上に蓄積されています。
このようにCoupaのシステム上に蓄積されている、世界中の支出情報は、どのような形でお客様に価値を提供出来るでしょうか?
購買価格に関する情報: 自社が特定のアイテムを購買している金額が、他社が購買している金額と比較してどうか? を知ることができます。他社と比較して「高く買っている」ことが判明すれば、ユーザーは、コスト削減の機会を見出すことが可能となります。
プロセスに関する情報: 購買のプロセスにおける主要な指標を可視化して、業界リーダーや業界平均との比較をすることができます。申請、注文、請求、支払の関係を簡単に分析できるため、調達から支払いまでのプロセスを可視化できます。
Coupaは、重要指標に関するベンチマークレポートを毎年公開しています。アンケートをベースで作成されたレポートは数多くありますが、Coupaのように、実際の支出データを元に作成されたレポートはお客様へ大きな価値を提供できると考えています。
サプライヤーに関する情報: Coupaユーザーは、サプライヤーに関する正しい情報を把握することができ、正しい取引を拡大することができます。 自社単独で発見することが困難なサプライヤーに関するリスクについても、Communityの力で取引前に知ることができ、会社としてのリスクを回避します。間違った取引を回避することによる効果は計り知れません。
本日はCoupaのシステム上に蓄積されている情報が、どのような形でお客様に価値を提供出来るかについて、その一例をご紹介しました。
Coupaユーザーが各種情報にアクセス出来るのはもちろん、ホームページでは、世界の支出トレンドをご覧いただけます。
Coupaのクラウドに蓄積された「累積300兆円以上の購買実績データ」が提供する価値とは? という話でした。