A380生産終了 大幅ストレッチから生まれるイノベーション
いつか、A380でハワイに行きたいなと思っていたのですが、生産終了のニュースを目にしました。
記事を読みますと、売りである「大きさ」が仇となった面も少なくなさそうです。
「ベストケースで計画すると、何かあった場合のリカバリーは苦戦する」と感じます。
「これくらいのデマンドがあるはずなので、この投資をしたい。」
「何人採用できれば、これくらい売れるはずなので、売った後のリソースを確保したい」
「れば」と「はず」が多ければ多いほど、計画はその通りにならず、「理論上こうなる」という計画の多くは、現実が見ていません。
ともすれば、「多めにリクエストしがち」な人は、ブレーキ役となる相棒が必要でしょう。
この記事を読んでいて、感じたことがもうひとつあります。
「常識を超える計画」の先にイノベーションがあるということです。「それ無理じゃないですか?」「それ無茶じゃないですか?」「楽観的過ぎませんか?」という計画を誰かが作って、それを誰かが承認したからこそ、A380から生まれた特許や「新しい常識」が数多くあったのではないかと思います。
事業としてはうまくいかなかったのかもしれませんが、飛行機業界とその関連業界が大きく前に前進したはずです。
ともすれば、「コンサバな」人は、アクセル役となる相棒が必要でしょう。