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「すでに起こっている未来を探せ」ピーター・ドラッカー

未来のことは予測できないけれども、すでに起こっている未来を探せ
ピーター・ドラッカー

ドラッカーは、未来を予測するのは不可能という前提にたちつつ、未来を決める要素は既に存在しているということを言っています。

その「既に起こっている未来」は、人口構造、知識、他産業・他国・他市場、産業構造、組織内部という5つの領域の変化からそれを見出せると言ったそうです。

トヨタでいう「ヒヤリハット」もそうかもしれませんし、「ゴキブリが一匹いたら、百匹以上いる」みたいな話でしょうかね。

判断として難しいと思うのは「その事象が、再発性が少ない特異パターン」なのか、「今後も発生しうる事象の兆候」なのかの見極めです。「それは、たまたまでしょ」と切り捨てて静観するか「これは、これからも起こり得る話で、すぐに手を打たなければ」と思ってすぐに対処するか。

すぐに対処した結果、モグラ叩きのように振り回されるかもしれませんし、対処が早くて素晴らしいという結果になるかもしれません。いずれにしても判断は難しいですね。

そこで、役に立つのが「歴史」なのでしょう。歴史といっても、縄文時代の話もあれば、会社の話先輩の経験談も「歴史」です。
「歴史」のなかに、共通する法則を見出すこと、同時に会社であれば、複数の視点をインプットして判断することがポイントかと考えています。

お読みいただき、ありがとうございました!