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外資系でのキャリアデザインについて

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外資系B2B SaaS企業におけるキャリアデザインについて、私なりの考えや情報をお届けします。
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#マーケター

B2Bマーケターから社長というキャリアパス 全然ありだと思います。

自分が社長をやってみて、自分ができないこと、ちょっとはできること、苦手なこと、意外と得意なことを再認識するようになりました。 「少しだけ」マーケティングを担当していたわたしが社長になってみて思うことは、マーケターの方は、キャリアの選択肢に「社長になる」ことも含めていいんじゃないかなと思うようになりました。(含めて欲しいというのは、言い過ぎかと思いますが) この意味は、マーケターは社長に向いているというと感じること以上に、「社長になれば、自分の理想とするマーケティングがやり

営業からマーケターへのキャリアエクスパンション

今日は対談形式の取材があります。 いつもはわたしが聞き手になることが多く、 相手が古くからの知人であればあるほど、 自分自身が興味のあることを好きに質問するという、取材されるほうからすれば、迷惑なスタイルでの取材が多いです。 今日は珍しく、わたしが取材していただく側。  自社について取材していただくことは珍しくないのですが、テーマやマーケティングやキャリアなので、急に緊張してきました。  過去にどんなことを言ってたかな、、 などと探してみていたらこちらの記事を見つけまし

わたしがB2Bマーケターだったら、こういう環境でしか働けません

わたしは、少しの間ですが、マーケティングの仕事をしていたことがあります。Marketoで働いていたときのことです。 マーケティングの仕事といっても、自身でマーケティングの実務経験が無いマーケティング部門長という役割でしたので、自分で何か施策を実行するわけではありません。 一緒に仕事をしていたメンバーは、皆プロでしたので、基本日々の業務はおまかせでした。わたしは、営業の受注、営業のパイプライン、インサイドセールスの動き、全リードソースのパイプラインジェネレーションを見ながら、

トレードオフを扱っているマーケターは経営者です

チェス、将棋、囲碁などにおいては、コンピューターが人間に勝つ時代です。1997年 チェス、2013年 将棋、2016年 囲碁、それぞれAIが人間を倒した年だそうです。 面白いもので、「囲碁は将棋より遙かに複雑だからコンピューターに負けることは絶対にない」というように、「自分のやっていることは難しいんだよ」と言いたくなるのが人間というものかもしれません。 わたしの仕事においては「会社のリソース配分」というある種のトレードオフを扱っています。AIにトレードオフを扱う経営者の仕