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#読書

W・チャン・キム、レネ・モボルニュ 『ブルー・オーシャン・シフト』



2005年に出版された『から10年。多くの事例が盛り込まれている。

マーケターにとっては、成長戦略を考える際、新サービスを出す際、競合対策を考える際などに読み直すと発見があるだろう。

ブレント・アダムソン他 『隠れたキーマンを探せ!』

チャレンジャーカスタマー
モビライザー

「サプライヤーの最大の競争相手は、ライバル企業の販売力ではなく、むしろ顧客の決断力なのだ」p.32

問題の定義
ソリューションの特定
サプライヤーの選定

顧客がサプライヤーに接触する前に、ニーズの特定および優先順位づけ、そのニーズを満たすために必要な能力の特定、その能力を提供できるサプライヤーの特定を終えている。

「実際、数百社の上級意思決定者を

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リチャード・セイラー 『セイラー教授の行動経済学』



意思決定に関する理論には、規範的理論と記述的理論があるという。

規範的理論は、合理的な意思決定とは何か、どうあるべきかを扱う、経済学的アプローチと解釈できる。

記述的理論は、実際に人間がどのような意思決定を行うかを扱う、心理学的アプローチという言い方ができるだろう。

ピーター・センゲ 『世界はシステムで動く』



システム思考というキーワードで手にとった本、『世界はシステムで動く』。ピーター・センゲの『システム思考』とあわせて読むと良いだろう。

「なぜシステムはとても良く機能するのか?」というと、レジリエンス、自己組織化、ヒエラルキーの3つがあるからとのこと。

そして「モデルの有用性は、そのシナリオが現実的かどうかで決まるのではなく、シナリオに対して現実的な挙動パターンで反応できているかどうかによっ

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フィリップ・コトラー 『コトラー 新・マーケティング原論』



「新」といいつつ、2002年に出版された本。

気がつくと、「今の時代」が当たり前になっている自分。あらためて当時の課題感や、その時点からみた未来予測を書籍を通じて学ぶことは、現時点からの未来を考えるうえで役にたつ。

2018年8月に読んでも、「斬新なこと言ってるな」とはならず、「当たり前のこと言ってるな」と感じるのは逆に驚き。

茂木誠 『世界史で学べ! 地政学』



歴史に興味がありつつ苦手な私。戦略に興味があるので地政学に関する本は何度か読んできた。

夜暗くなったなかで、何を読もうかと思ったところ、Kindleに入っていた『世界史で学べ! 地政学』を読んだ (「手にとった」と言いにくいのがKindle本)

地政学の発想で、ビジネスの世界を見渡してみると、競合戦略やパートナーシップも違ってみえてくる。