仕事で忙しいなかでのボランティア活動が「時間感覚」に与える影響について
昨日のnote.でご紹介した『YOUR TIME』ですが、今日も同書からのご紹介です。
この本のメッセージの1つは、「効率と生産性の罠にはまらない」ということです。
その対策として、「他人のために時間を使う」というオプションが出てきます。
「わたしは時間がないので、他人に時間を使うなんて、、、」 と思う人もいるかもしれません。
本書の中では、自分のための活動を行ったチームと、人のためになる活動を行ったチームが、それぞれどういう時間感覚を持ったかという実験結果が共有されています。
会社でボランティア活動をすることがあります。みんな忙しい中で参加しているにも関わらず、終わったあとになんとなく良い感覚になるのは、「時間感覚」に良い影響を与えてくれていたのかもしれません。
もちろん、「どう頑張っても仕事が忙しいんだ。」という人も多いでしょう。以前のわたしは「忙しいので、ボランティアをやっている時間はない。」とかなり、感じの悪いことを考えていました。
確かにスケジュールに空きがないこともあるでしょう。 ここでのポイントは、わたしたちを日々悩ませる「時間感覚」への対処の話です。
「人のためになる活動」は、どんなものでも良いそうです。例として挙げられているのは、後ろから来た人のためにドアをキープしたり、同僚にコーヒーをおごったり、誰かに道を教えてあげたりということでも十分な意味があるそうです。
改めて考えてみると、忙しいはずなのに、忙しそうにしていない人が自信たっぷりに見えたり、幸福そうに見えるというのは、何かしら関係があるのかもしれませんね。