本が好きです 読書が好きとは言ってません
わたしは子どもの頃から本が好きでした。
本を読む量は、読書家の人には到底及ばないので「読書を通じて、新しい知識や見聞を広げることが好きです」とは言えず、「本が好き」という表現にとどめています。
ちょっと前にnote.に書きましたが、「手段が目的化することを趣味という」を思い出しました。
本を読むという手段を通じて、何を得たいのか? 本来は、「その得たいものを得る」のが読書の目的でしょう。更に言えば、そこで得たものを通じて、何かを実現する。そしてその実現を通じて、何かを成し遂げる。それが読書の目的なのでしょう。
わたしの場合は「本を読む」という手段に対して、「読む本をネットで買うにも関わらず」「買う本を探すために本屋さんに行く」という手段のための手段のための手段である「本屋さんに行くこと」が目的になってしまい、それを楽しんでいます。まさに趣味中の趣味です。
わたしが言う「本が好き」というのは、文字通り本が好きなのです。なので、本がいい感じで陳列されている本屋さんや、見たことのないような本がある図書館に行くことが好きなのです。本を読むこと以上に、本を眺めているのが好きなのかもしれません。
こうなってくると、撮り鉄に近いものがあるかもしれません。「好きなら乗れば?」「好きなら読めば?」と。
今日はかねてから行きたかった、ところざわサクラタウンに行きました。お目当ては、松岡正剛さんが館長を務める、角川武蔵野ミュージアムです。
わたしは、松岡正剛さんに影響されて、「わたしは生きている間に、どんな編集ができるか?」ということを考えることもあります。このミュージアムも最高でした。
もうすぐGWです。GWは本を眺めているだけでなく、少しくらい読もうと思います。