
外山滋比古 『こうやって、考える。』 わたし、この方、とても好きです。
毎日本を読むなんて言わなければ良かったと、2日目にして後悔しました。しかし、言ってしまったのですから、しょうがないです。
ということで、今日の本はこちらです。
初めて読んだ、外山滋比古さんの本は、『思考の整理学』でした。
『思考の整理学』と同時に買ったものの、読んでいなかったのが、『こうやって、考える。』でした。
少しだけ内容の紹介です。
考える基礎は〝生活〟
長い間、考える基礎は知識であると信じていましたが、知識から思考の生まれることはまれで、生まれる思考は小粒で非力です。
思考は、生きている人間の頭から生まれるのが筋です。研究室で本を読んでいる人は思考に適しません。生活が貧弱だからです。
抽象のハシゴを登る
思考の整理というのは、低次の思考を、抽象のハシゴを登って、メタ化して行くことにほかならない。第一次的思考を、その次元にとどめておいたのでは、いつまでたっても、たんなる思い付きでしかないことになる。
整理、抽象化を高めることによって、高度の思考となる。普遍性も大きくなる。
気になったときにパラパラと、どのページからでも読める、そんな本です。