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フィリップ・ヤノウィン 『どこからそう思う? 学力をのばす美術鑑賞』

以前、アートに関するnote.を書きました。

美術館に行くのは、若いときから好きだったのですが、最近は少しだけアートを純粋に楽しめるようになった気がします。

今日の本は、こちら。VTS (Visual Thinking Strategies) に関する書籍です。


以前、対話式絵画鑑賞というのを学んだことがあります。

当時のわたしは、「知識としてのアート」を頭に入れようとしていたのでしょう。絵画をじっくり鑑賞する前に、絵の説明書きを読んで、何かわかったつもりになっていました。 

VTSや対話式絵画鑑賞は、以前のわたしの絵画鑑賞とは全くことなるアプローチです。 (そもそもわたしは、絵画を鑑賞していたのだろうかという疑問すら残ります) 

ファシリテーターの役割は、下記のことを学習者たちに促すことです。
・作品をよくみる
・観察した物事について発言する
・意見の根拠を示す
・他の人の意見をよく聴いて考える
・話し合い、さまざまな解釈の可能性について考える
そしてこれらを可能にするために、学習者の発達段階を考慮して考えられたVTSの3つの問いかけを投げかけることです。
①この作品の中で、どんな出来事が起きているでしょうか?
②作品のどこからそう思いましたか?
③もっと発見はありますか?

翻訳者まえがき

この3つの問いかけというのは、絵画鑑賞以外にも活用できるもので、子どもも大人も活用できるものです。 

特に「この絵なに?」というようなアートに出会ったときには、2-3分だけでも立ち止まって、3つの問いかけを自分自身に投げかけてみても面白いと思います。

みんなにも読んでほしいですか?

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お読みいただき、ありがとうございました!