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教育に関する本

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私が好きな「教育」に関する書籍をご紹介します。
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記事一覧

鈴木有紀 『教えない授業』

鈴木有紀 『教えない授業』

ビジネスとアートから、対話型鑑賞法にいって、こちらの書籍に到達。「正解のない問い」というのは、問う側も問われる側もモヤモヤするもの。なんでも検索すれば答えが見つかることに慣れ、少しでも答えが見つからないとイライラしてしまう。そんな癖がついている自分。

p.28 「ポイントは、「なぜそう思う?」ではなく、「どこからそう思う?」と問うことです。「どこから」と問われると、自分がそう思った根拠を作品の中

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ボーク重子 『世界最高の子育て』



『世界のエリートが今一番入りたい大学 ミネルバ』とあわせて読むことをお勧めします。

子供に必要な資質は、大人にも必要な資質。どういう資質が必要なのかは、目指すものによって違うと思うが、やりたい事を諦めなくてすむために必要な資質は共通するものがあると思う。

人によって、表現する言葉の違いはあれど、私には同じことを言っているように感じられる。

そして、「何が必要なの」の議論はこれ以上長々とし

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山本秀樹 『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』



「ミネルバ大学の学生は、1つの授業につき平均3、4時間の予習が必要で、効果的なディスカッションゆするために事前に身につけておくべき基礎知識を効率的に習得するためにMOCCを活用している」p.38

p.51 新しい大学を求める動きの元となった、大学を取り巻く4つの問題を読んだ自分流サマリー
1.学生、企業、大学の期待値、意識、認識のギャップ。大学だけが「大学は職業訓練の場ではない」と主張してい

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村上宣寛 『IQってホントは何なんだ?』



MENSAの会員になった。IQが高い人が入れるというMENSA。MENSAのテスト内容について紹介はできないが、MENSAの会員になれた、イコール頭が良いということではないというのはわかっていた。IQというものをもう少し知りたくて手に取った。

サーストン 「知的行動には、抑制力、分析力、努力という三つの相がある」 p.16

「知能とは何か」という問いに対する答えはない。100年もかかってな

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古川薫 『松下村塾』

古川薫 『松下村塾』

教育・学習は、自分自身のライフワークにしたいなと思っています。

一方、自分に何ができる? と考えると、まだまだで、「何かが出来るようになる」ために、日々学習を積み重ねています。とは言え、自分が何か教えようとするから何も出来ないと思ってしまうわけで、「場を提供する」ということなら何かしらできるかもなと思ったりもします。

日本で一番有名な学校ってどこかな? と思ったとき、私の頭に浮かんだのが松下村

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坪田信貴 『才能の正体』



ニュースピックスアカデミアで送られてきた本。

坪田さんは、坪田塾塾長。ビリギャルの作者と言えば誰もが知る教育者。

「0点のテスト」というのは、「たまたま自分が知らなかったことばかりが出たテスト」だからです。一方、「100点のテスト」というのは、「たまたま自分が知っていたことだけが出たテスト」なのです。p.145

とても良い本でした。