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エグゼクティブコーチングノート

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2022年10月の記事一覧

質問に過剰反応しない力と、過剰反応させない質問をする力

円滑なコミュニケーションをするには、「自分ばかりが話すのではなく、より多く相手に話をしてもらうほうが良い」というのは、よく聞く話ではないでしょうか。 相手に話をしてもらうには、よい質問をすることでしょう。 人は受けたアドバイス以上に、話を聞いてくれたことに感謝すると聞いたことがあります。 以前こんなnote.を書きました。 プライベートのみならず、ビジネスの場面においても、質問は重要な役割を担います。 業務上必要な質問もあるでしょうし、色々話をしてもらう呼び水と

100ドル紙幣の人 ベンジャミン・フランクリンの言葉

こんな言葉に出会いました。 この言葉に出会い、100ドル紙幣の人が誰なのかを学ぶと同時に、改めて大切なことを再認識しました。

若手のマネージャーがわたしよりも優れていると思う点がいくつもあります

ちょっと前の記事です。 わたしが学び、コーチの資格を取得したエグゼクティブコーチングは、マーシャル・ゴールドスミスさんの流れのコーチングです。 コーチングにも多くの種類があり、マーシャル・ゴールドスミスさんは「行動変革」を得意とするコーチです。 「組織は頭から腐る」という言葉がありますが、その人の能力とは関係なく、責任者・トップという立場の人が持つ影響力は大きいからこそ、組織に悪い影響を与える行動は変えなくてはいけないというスタンスです。 そしてわたしが面白いと思ったの

サポートという言葉の意味を考える

マネージャーの仕事は、数ありますが、そのうちの大事な一つに「メンバーをサポートする」ことがあると思います。 マネージャーが何をすることがサポートなのか? 有名な言葉が、老子の格言といわれている「授人以魚 不如授人以漁」 です。 代わりにやることはサポートなのか? やり方を教えることはサポートなのか? やり方も教えず、待つことはサポートなのか? やりたい気持ちになってもらうことはサポートなのか? やりたくないことも、本人にプラスだと思えば挑戦してもらうこと

正しいことを正しく伝える

15年くらい前までのわたしは、「正しいことを言わなくてはならない」という意識はありましたが、それを「正しい伝え方で伝えること」に意識が向いていなかったと感じます。 なまじ「正しいことを言わなくてはならない」という意識があったが故に、反論の余地がない伝え方になることがありました。 反論の余地があれば、その場で議論になったり、後から「あいつの言ってることはおかしい」というような逃げ道があったかと思いますが、真正面からの正論は逃げ道を与えないのです。 そこに自分の怒りやイライラ

可愛げについては真剣に考えたほうが良さそうです

この動画のなかで、松本人志さんが陣内さんへ送った有名な(わたしのなかでは)言葉が紹介されています。 松本さんは、「お笑いのアドバイスはわからないが、一つ言えるのは可愛げや。可愛げのあるやつは絶対に成功するし、絶対に残る」と言ったそうです。 テレビなどに出る人だから「可愛げ」がより重要なのかもしれませんが、ビジネスの世界においても、「可愛げ」は非常に重要な要素だと思います。 言うまでもなく、ルッキズムとしての可愛げではありません。 ビジネスにおいて、可愛げがない状態と

中大駅伝部の躍進には、規律があったようです

ゼミメンバーのLINEグループで、母校の中央大学が出雲駅伝で活躍していることを知り、テレビをつけて応援しました。 応援といっても、ソファーに座って、子どもが作ったチョコバナナを食べながらの応援ですので、選手たちに想いは届かないと思います。 駅伝になると、愛校心らしきものが芽生えてくるのは不思議なものだというnote.を以前書きました。 中央大学の駅伝が弱くなっていった理由を、現監督のインタビュー記事から推測するに、当時の駅伝部は「ぬるい」「ゆるい」「規律のない」環境にな

全部見えているようじゃ遅い

トップガン マーヴェリックを観たいなと思っているうちに今日に至ってしまいました。 飛行機といえば、以前、ロサンゼルスからグランドキャニオンへセスナで行ったことがありますが、リアルな高さと、年に3回くらいあるかどうかの揺れだとかで、二度と乗らないと誓ったことを覚えています。それ以来、トップガンになることは諦めました。 戦闘機くらいのスピードですと、相当視野は狭くなるのでしょうね。 そういえば、以前、こんな動画をみたこともあります。 この動画をみてもわかる通り、ゆっくり歩

することを決めるか、しないことを決めるか? ウォーレン・バフェットに学ぶ

口では「Focus」と言いますが、本当の意味で「自分は何かにFocus出来ているか?」というと、考えてしまいます。 Focusの最初のステップは、「やらなくていいことをやらないこと」です。 これは当たり前すぎて言うまでもないことです。 しかし、実は出来ていないことも。。 まずはここが最初のハードルです。 そして本当のハードルは、上の例にあるように「達成したいこと」の多くを断念することです。 「達成したいこと」から「達成しやすそうなこと」に目移りしてしまったり、コロコロ